2021年、絶対に押さえておくべきアートなTOPICS10
寺田倉庫G1ビルで開催される『バンクシーって誰?展』(8/21~12/5、21年12月以降名古屋、大阪、郡山に巡回予定)は、いまではちょっとした動向でもニュースになってしまう覆面アーティスト、バンクシーの展覧会。そのユーモアを交えたメッセージ性の強い作品が強い支持をあつめている。この展覧会ではバンクシーの足跡を、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品とバンクシー作品が描かれた街並みを再現した体感型コンテンツでたどっていく。そのいっぽう、様々な企業やファッションブランドと積極的にコラボレーションを行うKAWSは、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト。森アーツセンターギャラリーで開催される、『KAWS TOKYO FIRST』(7/16~10/11)では、絵画や彫像、プロダクトを展示。グラフィックだけでなく、立体作品なども制作し、その活動の幅は大きく広げているKAWSの魅力に迫る展覧会だ。
【TOPIC4】
現役女性アーティストのパワーがすごい
『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』ミリアム・カーン《美しいブルー》2017年油彩、キャンバス200×195 cmCourtesy: WAKO WORKS OF ART撮影:Daniel Martinek
2021年は女性アーティストの個展やグループ展の開催も活発だ。