2021年4月30日 18:00
リーガルリリーに訊く、ライブという存在 「海の日」3周年に向けて“世界”での活動を振り返る
だからあまり実感もなく、北海道に行くみたいな感覚でした(笑)。
ゆきやま(Dr)外国に行くこと自体もなかったから、旅行みたいな感覚が強かったですね。
――そのころ、ライブをやるっていうこと自体に対しては、どういうことを思っています?
たかはしライブというのは「自分が無になる」っていう状況だと思っていて。だから自分のためにやっていますね。誰かに伝えたいというよりも、最初にまず自分が無、一番動物的な感覚になってから、みんながいる場所でそれを表現するという。その感覚は初ライブのときからあまり変わっていないと思います。
ゆきやまカナダでやったライブは、初ライブにより近かったイメージがありますね。今ほのかが言った動物性みたいなものが特に強く出ていたかも。
初めての土地って、やっぱり動物の勘が強くなるんですよ。
たかはしうんうん、そうだね。
ゆきやますごく野生っぽかった気はしますね。
たかはしうん、他の国に行くと、守られていない感じがして、本当に音楽ができる気がします。ゆきやまお客さんの反応もすごく良くて。「こんなに盛り上がるんだ」って思いました。初めてモッシュが起こったんですよ。音を嗜むっていうよりはぶつかってくる感じで。