【対談】CRYAMY・カワノ×a flood of circle・佐々木亮介「シカゴに行ってレコーディングするっていう一連の過程の中で亮介さんの存在は大きかった」
喋りだしたら止まらなくなっちゃうけど(笑)、サウンドもなんか今までよりもソフトなイメージがあるんですよ。ソフトっていうか温かみがあるというか、それが年齢も相まって自分にフィットしてくるなと思うんです。
── 逆に佐々木さんはCRYAMYの音楽のどういうところがおもしろいと思いますか?
佐々木新しいアルバムがまた全然違うのでびっくりしたんだけど、でもあれも「そういうことか、カワノはこうしたんだな」っていうのがすごく出てると思う。たとえば、すごい好きなコード進行あるよね?
カワノそうですね。てか、もうほぼそれでしか作ってないです。
佐々木そういうのが「こいつこうなんだな」って思う。別に他のことを知らないんじゃなくて、これが一番気持ちいいってもう分かってるんだなって。昔のロックミュージックの人たちって、何かを新しくしていくことにワクワクしたんだと思うんですけど、後からロックに入ってくる俺たちみたいな人たちは、新しくなっていったことに興奮して聴くタイプと、ロックって価値観自体が好きだっていう人がいると思っていて。
つまりこれを持ってればもう無敵って思うタイプの人と、もっと変わっていきたいと思うタイプの人。