「勇気やポジティブさを伝えたい」工藤晴香、自身のルーツを昇華させた新作『POWER CHORD』を語る
好きなアニメや映画を紹介したいから“そういう仕事がないかな?”って思ってる中で、当時のマネージャーさんがアニメの声優オーディションを持ってきてくれました。
── TVアニメ『ハチミツとクローバー』では花本はぐみ役、『それいけ!アンパンマン』のポッポちゃん役、さらに現在では『バンドリ!』でも声優アワード歌唱賞を受賞しましたが、好きを仕事にすることに対してはどう感じますか?
工藤実際に声優を始めて、大変だと思いました。今でもそうなんですけど、難しくて壁にぶち当たることはいっぱいあるけれど、やり甲斐はあります。好きゆえに苦しい時もあるんですけど、それを乗り越えた時の達成感は“病みつきになるな!”って思います。今でこそギターを弾いてステージに立っていますが、始めたての頃はまさかそんな未来がくるとは思ってもみなかったので、人生って面白いですね。今は最高に楽しいけど、当時は女優になると思っていて全く描いていなかった未来だったので、“来年はどうなってるんだろう?”って楽しみではあります。
── ソロ・アーティストとして活動したい気持ちが芽生えたキッカケは?
工藤『バンドリ!』の声優として、ギターを弾いてステージに立つというキャラクターを演じて、また別の角度から音楽に触れる機会が増えた時ですね。