2022年3月30日 07:00
横山由依「活力を与えられる存在でいたい」 AKB48卒業後初の舞台『三十郎大活劇』は、笑えて泣ける素敵な作品
とおもちゃ(新良エツ子)という芸者さん3人で過ごしているシーンがすごく多いんです。その中でも「おやつ姉さん」と呼ばれるなど、お姉さん的な存在なんですよね。色気があるのか、行動で姉御気質の部分を示すのか......。そのお姉さんの部分をどういう風に表現するかを考えている最中です。
私自身、グループにいたとき、後半は先輩の立場でいることが多かったので、後輩の面倒をみたり、悩んでいる子の話を聞いたりしてきました。おやつも人のことを放っておけない優しさがある人だなと思いつつ、やはり現代と違うので、本人が前に立つというより男性の後ろを支えているような存在ではあるかなと思っています。その奥ゆかしさみたいなところと、同時に中に秘めている強さや優しさをしっかりと表現したいです。
――すごく役柄と横山さんが近い感じがして、自然とできてしまいそうですが、そうはいかないのがお芝居ですよね(笑)
そうですね(笑)。
稽古がしっかりあるので、周りの方々との関係性をつくっていきながら、魅力的なおやつを演じられたらいいなと思います。
――本作は戦前の激闘の時代を描いた物語ということで、今のコロナ禍を生きる私たちにも通じるメッセージがあるように思います。