2024年2月22日 12:00
PURIKURA MIND・石ツ瞭斗インタビュー「もっとエンタメをやらなくちゃいけないと思ってます」
――やっぱりロックバンドをやりたい、と。
そうです。今24歳なんですけど、サブスクの前の時代もギリギリ知ってて。たぶんロックバンドが盛り上がっていた時期を知ってる最後の世代だと思うんですよ。ひとりでやったほうがラクだしお金もかからないのはわかってるんだけど、やっぱりバンドがやりたい。何をやるにしてもしっかり論理がないと嫌なタイプなのに、バンドに関しては“好きだから”以外に理由がないです(笑)。ソロアーティストのライブを見てると「バックバンドは雇われてるんだよね」みたいなことを考えちゃうんですよ。仕事としてバンドをやることのカッコ良さもあると思いますけど、それよりも“幼稚園から一緒の仲間とバンドを組んで、音を鳴らす”ということにロマンを感じるというか。
まあ、PURIKURA MINDはそういうバンドじゃないですけど(笑)。
――“初期衝動で突っ走って、派手に散る”みたいな美学もある?
いや、今はないですね。1回バンドを終わらせたこともあって、「続けるほうが100倍難しくて、100倍カッコいい」と気付いたので。神聖かまってちゃんが好きなんですけど、ずっと「終わりそう」と思われながら、今もやってるじゃないですか。