2022年4月25日 18:00
渋谷の一画を丸々借り切り! 渡辺謙&伊藤英明が『TOKYO VICE』ハリウッド式撮影の裏側を語る
伊藤ユニオンの規定で8時間働いたら休めると聞いてたんですよ。僕は向こうのユニオンに入ってないけれど、アンセルが入っているから、彼とのシーンが多いし休めるかな……と思ってたけれど、3日間ぶっ続けで撮影に駆り出されたこともありました(笑)。監督は何度もテイクを重ねるんですけれど、照明のタイミングなど、ちゃんとリンクしていないとすぐにダメが出る。マイケルのエネルギーについていくのは大変だったけれど、貴重な体験だったし、楽しかった。
『TOKYO VICE』撮影中のマイケル・マン
――おふたりともミステリアスな刑事役ですが、どんなドラマをたどるのでしょう?
渡辺どうなるんでしょうねえ(笑)。ひとつ言えるのは、このドラマはとにかく構成力が凄い。8話通して観て、“えっ!”という驚きがある。メインのキャラクターには、それぞれ背負っているものがあるんですよ。
8話観てひとつの作品になる、そういう感覚でとらえてもらった方がいいと思います。
伊藤監督もマイケル以外に3人いますし、それぞれの色もエピソードによって違ってきますよね。
渡辺そう。それでも1本筋が通っている。ドラマの構成としても面白いし、ラストは“えーっ!?”と、なるんじゃないかなあ。