2022年4月25日 18:00
渋谷の一画を丸々借り切り! 渡辺謙&伊藤英明が『TOKYO VICE』ハリウッド式撮影の裏側を語る
ミステリアスというとかっこよく聞こえちゃうけど、それが物語の推進力になるし、そのためには手の内をすでに明かしているジェイクとの距離感は保たなければならないと考えました。
伊藤僕の演じた刑事とジェイクは、お互いに利用し合おうとする関係性なんです。互いに手の内を見せ合っている部分が大きいので、カメラが回っていないときも、アンセルとは緊密であろうと思いました。アンセルも長期にわたって日本にいるわけだし、ホームシックにもなりますから、そういうことを感じさせないようにしましたね。そういう意味では、プライベートでは手の内を見せ過ぎたかもしれません(苦笑)。
エキストラの衣装も隅々までチェック!エネルギーあふれるマイケル・マン監督
――マイケル・マン監督の演出については、どんな印象を受けましたか?
渡辺90年代の日本を描くということに関して、とにかく執念深かったね。スタッフも当時の衣装を血眼になって探す。
伊藤とてもこだわる監督ですね。
エキストラさんが200人くらいいても、ひとりひとりの衣装をチェックして、ダメとなったらやり直すんですよ。
渡辺エネルギッシュだよね。誰も止められない(笑)。