2022年4月25日 18:00
渋谷の一画を丸々借り切り! 渡辺謙&伊藤英明が『TOKYO VICE』ハリウッド式撮影の裏側を語る
渡辺休暇が終わって、車で東京に戻ったんですよ。アンセルに渡すための刀も持っていたから、“これで警官に止められたら銃刀法違反で捕まるよなあ、勘弁してくれよ”と(笑)。
伊藤コロナどころじゃなかったんですね(笑)。
伊藤英明
渡辺そういえば、熊谷のロケのときだったかな、3日間の。アンセルがホテルではなく、旅館に泊まりたいと言い出したんだよね。それも勉強熱心さの表われなんたけど、ここら辺にはちょうどいい旅館がないんですよ。で、アンセルが泊まると決めた旅館を検索してみたら、“うーん、ここ、大丈夫かなあ……”という旅館で(笑)。次の日会ったら“寒かった!”と言ってた(笑)。
でも、とにかく役に挑む心意気は感じました。
――おふたりの役柄と、ジェイクとの距離感の違いについて、もう少し詳しく教えてください。どのようにして、ジェイクと対峙するご自身の役を作っていったのですか?
『TOKYO VICE』
渡辺ジェイクとの距離感を考え、そこから逆算して役を作っていった部分はあります。というのも、僕が演じる刑事の手の内が見えてこない方が面白いんですよ。この刑事はなにを考え、どういう捜査をするのか?ということを観ている人に簡単に明かさない。