くらし情報『シュツットガルト・バレエ団プリンシパル、エリサ・バデネスが、ふたりのヒロインへの思いを明かす』

シュツットガルト・バレエ団プリンシパル、エリサ・バデネスが、ふたりのヒロインへの思いを明かす

シュツットガルト・バレエ団プリンシパル、エリサ・バデネスが、ふたりのヒロインへの思いを明かす

『椿姫』より(photo:Roman Novitzky-Stuttgart Ballet)
──シュツットガルト・バレエ団のダンサーたちにとって、『椿姫』は特別な作品のひとつだそうですね。

これはジョンが40年以上前にシュツットガルト・バレエ団のために創った作品で、カンパニーを象徴する作品でもあります。私たちが愛し、得意とする演目のひとつですが、最初から最後までノイマイヤーらしさにあふれた傑作。人間味ある物語を伝えることを得意とするシュツットガルト・バレエ団の、そのスピリットが随所に宿り、初演を踊ったマリシア・ハイデの精神、衣裳や音楽など全てが一緒になっているんです。絶好のタイミングに、優れた人たちよって創られたといえますが、今回、全幕でマルグリットを踊ることができるのは本当に特別なこと。そうしたタイミングに出会えたことも大事なことだなと感じています。──世界バレエフェスティバルでは、アルマンがマルグリットに愛を告白する第1幕のパ・ド・ドゥを踊られました。

時に複雑になりながら、シンプルにさまざまな表現をしているパ・ド・ドゥで、7分半の中でたくさんのことが語られます。
この1場面だけを抜き出して踊るということは、その場面の前後に起こることも伝えなければいけないし、ゾーンに身を投じ、作品全体の時系列の中に自分を置かなければならないので、とても難しいんです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.