新国立劇場2024/2025シーズン舞踊ラインアップ。吉田都芸術監督の新たな挑戦とは。
■『ジゼル』
(2025年4月)
振付:ジョン・コラリジュール・ペローマリウス・プティパ
演出:吉田都音楽:アドルフ・アダンステージング・改訂振付:アラスター・マリオット
2022年、新国立劇場開場25周年記念公演として新制作。吉田自ら演出を手がけ、好評を得た。「作品は繰り返し上演することで育っていく」と、再演への意欲、その意義を述べた吉田。3カ月後のロンドン公演への前哨戦ともなる、重要な舞台となる。
ジゼル(撮影:鹿摩隆司)
■『不思議の国のアリス』
(2025年6月12日~6月24日)
振付:クリストファー・ウィールドン音楽:ジョビー・タルボット
英国ロイヤル・バレエで2011年に上演、ルイス・キャロルの世界をバレエ化、色彩豊かな独創的な舞台は、世界各地の劇場で人気を博した。新国立劇場では2018年に新制作。物語のキーパーソン、手品師/マッドハッター役のタップダンスがユニークな魅力を放つ。「タップダンスに興味のあるダンサーを募ったところ、何名か声を上げてくれて既に練習を始めている。
タップは向き不向きもあると思いますし、なかなか難しい役柄。誰が役を掴むのか、楽しみにしているところです」