BAND-MAID、さらに広い世界へ 新作『Unseen World』とエンタメを語る
メイド服を身に纏い、強力極まりないハードロックサウンドを鳴り響かせるBAND-MAID。
日本国内はもちろん、海外でも着々と高い人気と評価を確立している彼女たちの進化は止まらない。最新アルバム『Unseen World』も、濃密な作品となった。テーマとして掲げられているのは「原点回帰 / 現点進化」。「初期を彷彿とさせる作風 / 現在地点と未来を示す新機軸」を感じさせてくれる全曲が、熱いエネルギーの塊だ。
確かな演奏スキルと豊かな表現力で裏打ちしながら、未知の世界へと果敢に飛び込む心意気を描いている様が、我々リスナーの心も鼓舞してくれる。このアルバムについて5人に語ってもらった。
「ライブ感は忘れないようにレコーディングしよう」というのもありました(SAIKI)
SAIKI (Vo.)
――「原点回帰」と「現点進化」がテーマだったそうですね。
小鳩ミク(以下小鳩)そうですっぽ。最近はずっとそうなんですけど、常に曲を作っているんですっぽ。「いっぱい出来てきたね」ってなった時に、方向性がばらばらな感じだったので、「どうやってアルバムとしてまとめようか?」ということになり。「原点回帰と現点進化という2つのコンセプトで分けたら、まとまり良く1枚にできるんじゃない?」