2021年4月5日 18:00
20歳になった「さくらしめじ」がお芝居と歌で魅せた有観客ライブ「会えなかった時間が僕たちの歌を深いものにしてくれた」
撮影:鈴木友莉
フォークデュオ「さくらしめじ」が4月4日(日)、『春しめじのお花しin 中野サンプラザ』を開催した。1部では『おふたり編』、2部は『おなかま編』として行われた本公演の第2部をレポートする。
この約1年の間、多くの配信ライブを行ってきたさくらしめじ。有観客でのライブは久しぶりだということに加えて、今回は「お芝居と歌」によるステージという新たな挑戦をするということで自然と期待は高まる。
ステージには中央に大きな木がそびえたつほか、ブランコに滑り台、ベンチ。どこかの公園だろうか。そしてステージの真ん中には「きのこ」がどこか意味ありげに存在感を放っている。
定刻を迎え、暗転すると、ピアノのメロディと共に「しあわせのきのこの話って知っている?」とさくらしめじの話す声が聞こえる。
きのこに向かって幸せを送ると、とってもきれいな花を咲かせる、その花を見ると、幸せになれるらしい……という話だ。
ステージ中央にあるきのこはどうやらその「しあわせきのこ」のようだ。ステージ上に登場し、きのこを見つけた田中雅功と髙田彪我はどうすれば花を咲かせることができるのか思案する。幸せなときのことを思い浮かべて念を送ってみるが変化はない。