2021年4月5日 18:00
20歳になった「さくらしめじ」がお芝居と歌で魅せた有観客ライブ「会えなかった時間が僕たちの歌を深いものにしてくれた」
でもそんな中でも時間が止まっていたわけじゃない。僕たちの中でもみんなの中でも、ちゃんと時間は流れていて、歌いたい、会いたいけど会えないっていうその時間が僕たちの想いをもっともっとつなげてくれたんじゃないかな、って思ってる。みんなでまた笑って会える日、僕たち、みんながずっと信じてくれていたからこそ、今日こうやって会えたんだよね」。
最初の「そもそも幸せってなんだろう?」の解答でもある。一度失いかけたことによって、大切なものは何か改めて実感する。それはこの1年を多くの人が感じていたことなのかもしれない。
そして雅功が「ふたりでここにいるみんなに向かって今一番歌いたい歌を思いっ切り歌いたい!」として本編ラストにさくらしめじが演奏したのは『会いに行こう』。会場はピンク色の照明で照らされ、ステージ上には色とりどりの紙吹雪、いや、花びらが舞う。
2人となり合わせで歌い切ると、会場は温かな拍手で包まれた。そんな拍手に答え、深々とおじぎをする2人。客席に小さく「せぇの」と言いながら「ありがとうございました」という2人の仲の良さそうな様子に演技だとわかっていたが、思わずホッと胸をなでおろしたきのこりあんも多いのではないだろうか。