くらし情報『松本まりか×松下洸平×柿澤勇人が語る役者の業「表現に没頭できなければ、私は生きていけない」』

2021年5月21日 07:00

松本まりか×松下洸平×柿澤勇人が語る役者の業「表現に没頭できなければ、私は生きていけない」

だからそれを過度に表現する必要もないのかなと思いましたし、演じているときはその場で起きていることに必死に食らいついていくのに必死で。それがどんなふうに映っているのか、僕もすごく楽しみなんです。

松本すごく特別な愛情で結びついている関係ですよね。なかなか経験できる関係じゃないし、どうしようもない運命に2人は翻弄されていくんですけど。だからこそ2人の絆や想いというものは、いわゆる普通の恋愛よりもずっと深くて、純粋で。誰もふれられないし、他の人には想像もつかないものだったんじゃないかなと思います。

――演じていて印象的だった場面はありますか。

松本洸平くんとの初めてのシーンが、律子が公平に暴力をふるうシーンだったんですね。
一発目からいきなりそれで、洸平くんから見た私の印象は終わったなと思ったんですけど(笑)。

松下あはは。

松本私、台本を読んだ段階では、最愛の人にDVをする気持ちが本当にわからなかったんです。だけど、あそこで洸平くんと対峙したとき、自然と殴りたくなったというか…。

柿澤大問題だな、それ(笑)。

松本まりか×松下洸平×柿澤勇人が語る役者の業「表現に没頭できなければ、私は生きていけない」


松本そう、大問題なんですけど(笑)。不思議なのが、殴られても殴られても、彼はものすごい慈愛に満ちた目で見てくれたんです。

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