『劇映画 孤独のグルメ』釜山国際映画祭でワールドプレミア サプライズでユ・ジェミョン登壇&出演発表
松重も自身のカメラで会場の様子を写真に収め、監督として初めて参加した映画祭のオープニングセレモニーを楽しんでいた。松重にレッドカーペットを歩いた感想を求めると「こんなお祭りに参加できて嬉しい!!」と興奮冷めやらぬ様子だった。
釜山国際映画祭 オープニングセレモニーより
翌日、映画祭公式イベントのひとつで、監督や俳優が登壇し現地で有名なコメンテーターをMCに迎えトークショーを行う「オープントーク」では、松重は「アニョンハセヨ!松重豊イムニダ!」と韓国語で挨拶。会場に集まった観客から温かい拍手で迎えられた。“五郎さん”(松重)への熱い声援が送られる中、松重は約50分間にわたり作品について、監督・主演というふたつの目線でトークを展開。
MCから『劇映画 孤独のグルメ』を作るにあたっての想いを問われると、松重は「料理を美味しく食べることだけで、アジアからこんなにも愛されるドラマになったことは奇跡だと思います。だから、アジアの懸け橋になるようなストーリーにしたいと思い、作りました。そして何より、これだけ長くやってこれたのはファンの皆さんのおかげなので、ファンに納得してもらう作品を届けないといけないと思っていました」