2017年7月3日 11:02
ダヴィンチ×ミケランジェロ、ふたりの天才が宿命の対決!
ふたりの“天才”、今夏 遂に共演!
「万能人」として画家でありながらも建築、科学、解剖学の分野で活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ。一方、若くから圧倒的な造形技術と観察眼で頭角を表した「神のごとき」天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。ルネサンス期を代表する二人の巨匠が、今夏夢の共演を果たします。
東京丸の内にある三菱一号館美術館で2017年6月17日(土)〜9月24日(日)まで開催されている「レオナルド☓ミケランジェロ展」は、そんな世紀の大天才らの素描をはじめ、油彩画や彫刻、手稿、書簡などおよそ65点が会する一大特別展。最高峰の芸術作品をその目で確かめて。
すべての創作の源「素描」 それぞれの巨匠の違いとは
「絵画や彫刻、建築といった芸術の根源には自然と素描がある」
ルネサンス期では自然に則ってデッサンをすることこそが各芸術の基礎である、と素描がとても重要視されていました。レオナルド・ダ・ヴィンチも「毎日デッサンしなさい」と弟子に言っていたのだとか。
そんな中で描かれたレオナルドの“世界で最も美しい”と表される素描《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》と、ミケランジェロの代表的な素描作品《<レダと白鳥>の頭部のための習作》が堂々登場。