文字美人になろう! 謝罪のフレーズ「心よりお詫び申し上げます」
お詫び文で定型句として使われる「心よりお詫び申し上げます」という文章の、「よ」「ま」「す」に注目。全て文字の中に丸い形があり、これを結びと言います。結びを大きく、まん丸に書くと子どもっぽい印象になってしまうので、小さくつぶした形にすると綺麗です。
漢字とひらがなのバランスに注意する
ともすると、美しい文字を書くことばかりに注意が行きがちですが、綺麗な文章とは、バランスが取れた文字の集合体であることを忘れてはいけません。画数の少ないひらがなは、同じサイズで書くと漢字よりも大きく見えてしまうので、若干小さめにすると文章全体のバランスが整って見えます。ちょっとしたコツですが、仕上がりが美しくなるのでおすすめです。
お詫びの気持ちは本当なら面と向かって伝えたい言葉。それを文章で伝えるということは、文章で気持ちが伝わるよう綺麗に丁寧に書いた文字が必要となります。
メールやSNS全盛時代ですが、機械を通したものよりも、誠意が伝わりやすいのが手書き文字です。
丁寧に書かれた美しい文字には人柄が表れるので、お詫びしたい真摯な姿勢が相手に伝わりやすくなるでしょう。コツをおさらい、実践して、習得した美しい文字をお詫び状に活かしてください。
監修/萩原季実子