外壁塗装の下地処理は絶対に手抜きをしてはいけない!その理由と注意点とは?
塗装を行う前の下処理のことで、塗装面の材質や状態によって工程が変わります。
・モルタル壁
和風の建物で見かけるモルタル壁は、セメントや砂を混ぜ、水で練って作ったセメントモルタルを使った壁材です。施工性が高くて強度があり、防火性能もありますが、亀裂が発生しやすいのが難点です。作業は、汚れや塗膜の浮き、付着物を除去してからひび割れている箇所をシーリング材やパテで補修します。欠けてしまった部分は、樹脂モルタルなどで補修します。
・サイディング壁
現在の建物の壁材では主流といえるサイディング壁。種類が豊富で、窯業系や金属系、木質系、樹脂系などが存在します。工場で生産しているため、品質が安定している、施工の際に扱いやすい、バリエーションが豊富といったメリットがあります。
反面、熱を吸収しやすい、ボードの継ぎ目で使うシーリングが劣化しやすいというデメリットもあります。ひび割れた箇所をパテで補修する、継ぎ目の目地のシーリングを打ち替えるなどの作業を行います。
・ケレン作業
トタン屋根や鉄階段などの鉄部分の汚れなどや劣化してしまった塗膜を削る作業のことを「ケレン」といいます。この作業も、外壁塗装の下地処理には欠かすことができません。