【いまさら聞けない裁縫の基本 #10】ズボンをきれいに裾上げする方法
ズボンの裾上げは「流しまつり縫い」を利用します。手前の布の裏から表に向かってに針を刺し、まつり縫いを始めましょう。
少し先の表布を針ですくいます。大きく拾うと表に糸が出てしまうため、糸を1~2本程度に調節してください。
次に手前の布に針を刺します。手前の縫い代の部分は縫い目が目立たないため、ざっくりと拾う方法でも大丈夫です。この動作を何度も繰り返しましょう。
縫い目が表に響いていないか、ときどき表の布を見て確認することもお忘れなく。
4. 裾上げのポイント
綿などの生地では、洗ったときに多少縮んでしまうことがあります。裾上げする前に一度洗濯しておき、縮んだ状態で裾上げしましょう。特にデニムは洗っていない状態だと生地が伸びており、そのままだと裾上げのラインがゆがんでしまいます。
また、試着はいつもの腰の位置で履いてください。裾上げの場合少し高めに履いてしまう方が多く、仕上がりが短くなってしまう可能性があります。
まとめ
お子さんがいる家庭では、少し大きめのズボンを買って調節する機会もあることでしょう。裾上げのやり方を覚えておくと、いざというときに便利です。
裾上げが上手くできるか不安な方は、セールで購入した失敗してもいいパンツや古着で試してみてください。