【神様と暮らす #8】神棚におあげするお酒、お神酒のキホン
月に1回お届けしている、御神札の正しいお祀りの仕方や日々の奉仕。今回は「神棚におあげするお酒」について解説しましょう。
神様はお神酒が大好き
神棚にお米やお水とともにお供えするのがお酒です。昔から「お神酒の上がらぬ神はなし」といわれるほど、神様にお酒が捧げられてきました。というのも、お米から造られるお酒はお供え物のなかでも重要なもので、神社の祭祀には欠かせません。
自宅の神棚にも、毎日は難しくても1日と15日など日を決めてぜひお酒をお供えしてください。お供えするには日本酒が基本ですが、なかには焼酎やワインなどをお神酒としてお上げしている神社もあります。
瓶子という祭器具にお酒を注ぎ入れたら付属の蓋を外した状態で神棚においてください。
入れ替えるのが面倒、という人はコンビニやスーパーで手に入るカップ酒や紙製容器に入ったお酒をそのまま置いてもOKです。
お上げしたお酒はお神酒になる
神棚にお上げしたお酒は、神様の御神霊が宿ってはじめて「お神酒」になります。結婚式でお神酒をいただく「夫婦固めの盃」や「親族固めの盃」は、人と人の縁を結ぶ役割を担っています。
とてもありがたいものなので、お下げしたあとはそのまま飲むのがおすすめです。