綿花から育て、紡ぐコットンクリエイターの自宅アトリエ【我が家の暮らし #7】
カッターの部分は、サランランプの箱についているカッターを剥がし、ここに貼り付けています。
作業台の下には縫製道具や書類などをしまっています。カラーボックスを横置きにし、ファイルや本などを整理。
作業台になにか付いている、と思い桑名さんに聞いたところ「これは、メジャーを貼り付けています。ここに貼っておくと、布を裁断するときなどに便利なんですよ」とのこと。なるほど!これはぜひ取り入れたいアイデアですね。
たくさんの布は、このミシン部屋で管理しています。棚に並べ、カバーをかけて窓からの日差しで焼けないようにします。この棚も桑名さんの自作。スノコを組み合わせてつくったそうです。壁が珪藻土なので、擦れて粉で布が汚れるのを防ぐために、スノコに布を貼って対策をしています。
棚の下段には、むかし着物などを入れていたのではないかという、いただきものの衣装箱を置き、そこに道具や布などを収納しています。
部屋の奥から、布団屋さんで綿打ちしてもらったという綿布を出して来て見せてくれました。「いい香りがしますよ」と桑名さん。かがせてもらうと、青い草木の香りがほんのりしました。
それにしても……これだけ綿や布、道具がたくさんあると、家で作業をするには少々しんどいのではないかと思い、桑名さんに「どこかに工房をつくって、そこに通って作業をするということは考えないのですか?」