"再発見" と "再創造" で日用品を蘇らせる、無印良品の「Found MUJI」。その活動を、企画展から知ろう。
公式HPはこちら
http://www.muji.net/foundmuji/
「Found MUJI 日本の器」展 公式ページはこちら
http://www.muji.net/foundmuji/2016/08/227.html
「Found MUJI 日本の器」は、古くから続く焼物の産地より、その地の象徴的な器を紹介する企画展。展示と同時に、笠間焼 、信楽焼、伊賀焼など、さまざまな種類の陶磁器が販売されている。
土は、窯場のそばで採れる土を丁寧に粘土にして、人の手でかたちづくり、森から切り出された薪で時間をかけて焼き固めることで、はじめて道具になるもの。
現在では原料も焼き方も様々なものの、古くまでさかのぼって話を聞けば、どの窯場でも、よい土があり薪が採れる森があり、商品の流通に適した土地が焼物の産地として栄えてきたことがわかる。もはや、陶磁器はその土地そのものなのだ。
そして、陶磁器は食器としてだけでなく、水や調味料を入れたり保存食をつくる瓶などとしても使われており、暮らしに欠かせないものだった。陶磁器の多様性は、海も山もあり四季が豊かな日本の食と切り離すことはできない。