節電にもつながる?意外と知らない電気料金に関する単位を解説します!
となるので、600W×(5÷60)h=50Wh30Wの蛍光灯を半日灯し続けた場合に消費される電力は、30W×12h=360Whとなります。日常の消費電力が実際に数字として可視化されると、節電や省エネの意識も高まるのではないでしょうか。
■VAって?Wとはどう違う?
■消費電力には3つの種類がある先ほど、「Wとは、電化製品を動かすために瞬間的に消費される電力のこと」だと説明しました。しかし、より厳密にいえば、W=消費電力ではありません。消費電力には、有効電力・無効電力・皮相電力の3つの種類があります。それぞれを詳しく見ていきましょう。■有効電力とは有効電力とは、電化製品を使用するとき実際に消費されている電力のことで、前述したWは有効電力のことを指しています。電力を供給する際には必ず電力のロスが発生しますが、有効電力には電力のロスが含まれていません。
電気料金として請求される金額は有効電力をもとにしており、電力メーターによって計測することが可能です。■無効電力とは無効電力とは、電力のロスのことで、var(バール)という単位で表されます。配線設備の中には、コイルやコンデンサなどが含まれています。