都市ガスは果たしてお得なの?料金制度やメリット・デメリットをご紹介
一方、都市ガスの導管は地面の中を通っているので、導管が故障すると復旧までに長い時間を要します。「地震大国」と称される日本では、この部分は決して軽視できない問題と言えるでしょう。このように、都市ガスには魅力的なメリットがある一方でデメリットも見られます。引っ越しを控えている方、ガスの変更などを検討している方などは、上記のメリット・デメリットを見比べた上で判断をするようにしましょう。
■都市ガスの料金の内訳はどうなっている?
では、いよいよ都市ガスの料金について見ていきましょう。都市ガスの使用量は、基本料金と従量料金の2つの要素で計算されています。基本料金とは、仮にガスを使用しなかったとしても契約者に毎月発生する料金のことです。都市ガスに基本料金が設定されているのは、契約者がガスを使用しなくても、ガス会社には設備費用や事務費用などのコストが生じているためです。
基本料金は一律料金であり、契約者はガスの使用量に関わらず毎月同じ金額を支払います。それに対して従量料金は、ガスの使用量に応じて課される料金となります。0~10立方メートルまで380円、11~20立方メートルまで380円のように使用量ごとに区分分けされており、使用量が多いほど従量料金も高くなります。