【リノベを愛する人たちへ】生田から届けるリノベの気持ち。「リノベコンペティション2017」グランプリ受賞者インタビュー
今の率直なご感想をお聞かせください。■浦木拓也さん(以下、拓也さん)私は設計者兼施主ですが、やはり1等賞はすごいことだと思っているので、素直にうれしいです。今回、設計者の立場として何かしらのメッセージを残したいという強い思いがありました。妻と会話を重ねてつくりましたので、グランプリという対外的な評価は私たち夫婦としても誇りです。■浦木美樹子さん(以下、美樹子さん)お電話で「グランプリです」と伝えられたとき、「え⁉え?『グランプリ』って……1番のことですか⁉」と何回か聞き返してしまったくらい、最初は信じられなかったです(笑)。——確かに、「間違い電話がかかってきたのでは?」というリアクションをされていましたよね(笑)。■美樹子さんすいません、慌てちゃって(笑)。受賞については……夫と同じ感想になりますが、とてもうれしかったです。
特に、今回はコンペの趣旨でもある「リノベーションストーリー」を、LIMIAを通じてどのように伝えればいいのか……ということに腐心したのですが、結果として審査員の方から「ストーリーに感銘を受けた」というコメントをいただけたので、本当に良かったですね。
——なぜ、グランプリを受賞できたと思いますか?■拓也さん敬遠されがちなプレハブ造りの中古住宅を資源と見いだし、現存を尊重した「合理的」