あなたの職場にもいる?「ゆとり世代」の新入社員の扱いに困ったときの対処法
その特徴を利用するわけです。彼らは横のつながりを大事にしますから、即効性があります」
●ゆとり世代の長所を理解して彼らに合わせた教育法を!
――その長所をうまく仕事に生かすにはどうすれば?
「協調性がありますから、チームで仕事をさせたほうが絶対にいいですね。個人の目標よりもチームの目標を強調したほうがいいでしょう。
また、自主性は低いですが、お手本をまねすることはできます。徹底的にまねをさせれば、最低限、お手本どおりのことはできるようになるし、うまくいけばAとBを組み合わせて、新たにCをつくるということができるようになります。
もう1つの特徴として、彼らは協調性はありますが、周りの空気を読まないKYな部分があります。それが良いほうへ作用すれば、古い慣習や常識にとらわれず、改革のきっかけにできるかもしれません。たとえばゆとり世代は、社長の前でも『朝礼、ムダじゃないっすか?』とか平気で言っちゃう。
やることやってから言えよ!と思われがちですが、みんなが言えないことを発言してくれるのは、ある意味ありがたいですよね(笑)」
――たしかに(笑)
「それから、『これをしたい』『こうなりたい』という明確な目標を持たせてやること。