SMAPのような革新的グループはジャニーズではもう生まれない!? イノベーションとブランディングについて考えてみた
時代の移り変わりに乗り遅れてしまう。結局、資産を持たない小さい会社しか成長できず、大きい会社は今の資産を守るのみで、ゆくゆくはつぶれてしまうことになる。
植田:なるほど。やっぱり企業って、二つの派閥があったほうがいいぐらいなんですね。一つの中にまとまっちゃうと、対立構図が何もない状態で、そこだけで皆、完結していっちゃう。そうなると、そのイノベーションジレンマが起こると。
ぐっどうぃる博士:あとは、寛容さが欲しいですね。企業内企業を認めるような。
でもこれはなかなか難しいことで、クリステンセンも「まあ無理だろう」って言ってますけど。ジャニーズ事務所が、今、そうしたことをできる風潮がないとすれば、SMAPは奇跡のようなグループだったと言えるんじゃないでしょうか。
植田:確かに、そういうことですよね。
SMAPを守ろうと動き出したファンたち
植田:今回のSMAP解散騒動による大きな問題点は、事務所のイメージがガタ落ちの状況になりつつある…ということだと思うんですね。ファンが、ツイッターやSNSを使って、皆で証拠を寄せ集めて、時系列で事務所発信情報の辻褄の合わないところを突いて、欺瞞を暴こうとしているんです。