SMAPのような革新的グループはジャニーズではもう生まれない!? イノベーションとブランディングについて考えてみた
「SMAPを救うために、事務所の悪を暴く」という状態になってしまっている。でも、事務所そのものがダメになってジャニーズのエンターテインメント全体のイメージが悪くなるのは、文化の損失だと思うんですよね。だから事務所のイメージを回復することも考えるべきかと・・・。
ぐっどうぃる博士:15年くらい前から“ブランディング”という言葉が注目され始めました。ブランディングというのは商品に一定のイメージを持たせることと言って良いと思います。そしてブランディングに成功したブランドには良いイメージがあり、消費者は似た機能を持つ他の商品と分けて考えます。たとえば、ルイヴィトンにしろ、スターバックスにしろ、アップルにしろ、それらの企業が出す商品は、他の似た商品と違うイメージを持ち、そのイメージがあるがゆえに、他と比べずに、その商品を選ぶことになる。
世界中に、似た機能を持つ商品やサービスが溢れ、企業は過当競争から逃げ出したいと思っています。
その救世主となるのがブランディング戦略というわけです。
それと同時に、このころからインターネットが発達し、消費者の意見が徐々に消費者どうしに伝わるようになってきた。消費者は商品だけでなく、その商品を作り出している企業にも目を向け、きちんとした企業なのか、それとも消費者や従業員を虐げるひどい企業なのか常に目を光らせるようになりました。