SMAPのような革新的グループはジャニーズではもう生まれない!? イノベーションとブランディングについて考えてみた
ぐっどうぃる博士:今回の騒動は、今から言ったところで手遅れという気がしますけどね(笑)。
ジャニーズがすべきことは、今後、徐々に信頼を回復していく作業をすることでしょう。まずは企業理念を定めることを勧めます。たとえば「女性に夢と感動と安らぎを与える」とか「女性に夢と安らぎを与えることで社会に貢献する」など。そして、定めた企業理念にそって、一貫して活動し続けることですかね。例えば、番組の企画でも、グッズでも、あるいは、企業理念と関係しそうなNPOにお金を出すでも、似た企業理念を持つスポンサーとコラボ商品を出すことでも。あらゆることでそのメッセージを感じさせる活動をするわけです。すると徐々に消費者に、そのイメージがついていき、支持されるようになっていくでしょう。
植田:たぶん、今のジャニーズ事務所には、そういうブランディング・コンサルタントが最も必要なんでしょうね。
ぐっどうぃる博士:そう思います。植田:タレントと芸能事務所で考えると特殊な面もありますが、例えば、多くの顧客に愛されている商品を突然なくすことにして、それを商品や開発者の欠陥のせいにして企業として何も説明しないっていうのは、リスクマネジメントの意味でも最悪の選択ですよね。