まとめサイトで乱立するパクり記事の「著作権」問題…侵害された側が取るべき対処法は?
とはいえ、削除は分かるけど、損害賠償と言われても、いくら請求していいのか分からないと思われるかもしれません。
しかし、著作権法では、著作権を侵害した側が、それによって利益を得ていた場合には、相手方の利益額を損害賠償できるという規定があります。
また、相手方の利益額が分からなくても、いわゆる著作権のロイヤリティ金額を損害賠償できるという規定もあります。
なので、そのような法律に基づいて、自分に有利な金額の損害賠償請求をしましょう。
具体的な請求方法は、下記のような流れが想定できます。
①侵害している者に対して、内容証明を送付し、金額などの交渉をする
②相手方が交渉に応じない、又は返答がない場合には、訴訟する
■盗用コンテンツが別のウェブサービスに拡散されたときに「削除要求」する方法
盗用されたコンテンツが、ブログサービス(アメブロ、ライブドアブログなど)やECサイトに掲載されるといった例は多いです。このような場合には、サービス運営事業者に対して、自己の著作物が侵害されている旨を通報し、盗用コンテンツの削除を要求することが考えられます。このようなサービスには、権利侵害を通報するフォームがあることが通常なので、 そこから入力して通報することが出来ます。