詐欺師や詐欺業者の言葉巧みな説明に、視野が狭くなってしまっている場合は多くあります。
客観的に第三者の目から突っ込みどころを探してもらうという作業は重要です。
友人や家族には聞きづらいということであれば、無料の法律相談や消費生活センターなどに相談するなどしてもいいでしょう。
最終的に取引を行うか否かについてはご自身の判断になりますが、出来る限り立ち止まる機会を持ち、相手の説明と自分の考えを客観的に検証することが重要です。
細かい話をすれば、他にも注意すべき点はありますが、手軽にできることとしては上記の方法がまず挙げられます。
大事なお金を渡すのですから、慎重すぎるくらい慎重になるべきです。
繰り返しになりますが、お金を渡してしまってからこれを回収するのはかなり大変です。
お金を渡す前に一度は立ち止まって、必要な情報を調べて、その裏を取り、自分がおかれた状況を客観的に見るようにしてください。
それだけで、詐欺被害を未然に防ぐ可能性はかなり上がるかと思います。
*執筆弁護士:若井 亮(若井綜合法律事務所。「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。