くらし情報『【図解】投資信託の利回りの誤解。30%越えを狙うのは大間違い!』

2019年4月12日 15:04

【図解】投資信託の利回りの誤解。30%越えを狙うのは大間違い!

そのため、分配金のある投資信託と、分配金のない投資信託(内部で再投資される)ものを比べると、同じ中身であれば、分配金がないほうが有利になります。

つまり、分配金の利回りの高い投資信託よりも、分配金がないほうが良い、ということです。

再投資による複利効果を最大限に発揮するのにも、分配金を受け取る方が不利になる。

そうはいっても、投資信託の分配金は、利回りが高い方がうれしいんですけど・・・?
このように説明しても、多くの人は「分配金があるものが欲しい」という「感情」が捨てきれません。それが「普通(ノーマル)」かもしれません。人には双曲割引というクセがあります。

双曲割引とは:行動経済学などの用語。遠い未来にもらえる大きなお金より、先にもらえる少ないお金の方がより重いように感じてしまうなどの、人間のクセのようなもの。
身近な例で言うと、ダイエットをした方がトータルでは良いのだが、目先のケーキの誘惑には勝てない、というもの。

ザックリ言うと、目先の利益が大きく見えて、将来の大きなお金が魅力的に見えない、という人類共通のクセのようなものです。

そのため、理論上は無分配型がお金を大きくするのには向いているのですが、しばしば人は自らが不利になるような分配金の高いものを選びがちです。

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