2019年8月8日 17:21
過払い金請求の時効はいつまで?返還される期限や条件をFPが解説!
と気付いても、時効後であれば取戻しはできません。
過払い金請求はいつまでにすればいい?
お金を払ってもらう権利を債権といいますが、債権には時効(消滅時効)があります。過払い金請求をするなら、時効になる前に手続きしなければなりません。
過払い金の時効は10年
民法では、債権の消滅時効は10年と定められています。過払い金を返してもらう権利は、不当利得返還請求権という債権なので、10年で時効消滅します。過払い金請求を10年以内にしなければ、権利がなくなってしまうということです。
ちなみに、貸金業者がお金を払ってもらう権利も債権ですが、貸金業者の債権には商法が優先的に適用されるので、借金は5年で時効になります。借金の時効が5年なので勘違いしやすいところですが、過払い金の時効は10年です。
過払い金の時効の起算点は?
過払い金の時効をいつから計算するかという起算点は、それぞれの人によって違います。
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過払い金請求の時効期間は最後の返済日から計算する
利息制限法を超えるグレーゾーン金利が廃止されてから10年以上経っていますが、過払い金請求の時効は、グレーゾーン金利が廃止されたときから計算するわけではありません。