2019年9月24日 14:00
遺産分割協議書とは?作成方法&手続きの流れをFPが徹底解説!
その際、口頭だけでは言った言わないなどの思わぬトラブルが生じる可能性もあります。
このようなトラブルを防ぐため、遺産分割協議書という書類に相続人同士の話し合いの結果をまとめる必要があります。このような役割から、遺産分割協議書はいわば契約書のような役割を持っていると言えます。また、遺産分割協議は相続人全員で行う必要があります。
例えば相続人の中に未成年者が含まれている場合は、未成年者の代理人も含めて遺産分割協議を行わなければなりません。
もし相続人が欠けた状態で遺産分割協議を行っても、その協議は無効とされます。そのため被相続人の出生から死亡までの謄本を取得し、相続人を正しく調査することが重要となるのです。
遺産分割協議書が必要な手続き
遺産分割協議書は主に次の手続きに必要となります。
- 預貯金の名義変更
- 不動産等の名義変更登記
- 株式等の名義書換
- 相続税の申告
各手続については後述します。このように遺産分割協議書によって、相続財産の名義変更をする際、誰にどの財産が分割されたか第三者が確認することが可能になります。
こうした点から遺産分割協議書は、証明書のような役割を持っていると言えます。