2019年11月26日 14:00
【金融の専門家が解説】REIT(J-REIT)の利回りは高いのか?仕組み・計算方法&今後の見通し
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J-REITは複数の不動産に分散投資し、そこから生じる賃料を原資とした安定的な分配金を出すのが魅力です。J-REITの利回りは、株や債券など他の金融商品に比べて高いと言われています。
良好な不動産市況に加え、利益の90%以上を分配金として出すと法人税が免除されるなどの制度面のメリットがあるからです。しかし、J-REITは株式同様、元本や分配金が保証されているわけではありません。
この記事では、J-REITの分配金利回りが高くなる理由と、注意点などについて解説します。
J-REITとは
不動産証券化協会
J-REITがなぜこのような高い水準の分配金を出せるのかの理由を見ていきましょう。
J-REITの平均利回りが株式の配当よりも高い理由
制度面からの理由
J-REITは投資法人という形をとっており、利益の90%を投資家に分配することで法人税が免除される仕組みになっています。そのため、利益のほとんど100%を配当しているJ-REITが多いのです。
通常の株式は法人税が課税され、配当性向(配当÷当期純利益)が100%未満であることが多いので、J-REITよりも配当利回りが低くなるのです。