遺族年金とは?遺族厚生年金の受給条件・受給額の計算方法をFPがわかりやすく解説
【遺族年金】を考える場合は「故人の要件」と「遺族の要件」をどちらも満たす必要があり、この後の項目で更にそれぞれについて見ていきましょう。
遺族の考え方として、一昔前までは「遺族年金の対象配偶者は妻のみ」とされていました。しかし、家族スタイルの多様化が進む中、それではあまりにも時代に沿っていないということで、現在では配偶者である「夫」も対象となっています。
ただし、まだまだ夫が受給するためには細かい要件が設けられていますので、この後の項目で解説しますね。
必要な支給要件とは
【遺族厚生年金】を受け取る為に必要な支給条件は以下の通りです。
- 厚生年金被保険者が死亡した時
- 被保険者期間中のケガや病気が原因で、初診日から5年以内に死亡した時
- 【老齢厚生年金】の受給資格期間が25年以上あるものが死亡した時
- 【障害厚生年金】1級または2級の受給資格のある方が死亡した時
故人・遺族がそれぞれ満たす要件について
ここからは、お亡くなりになった方(故人)と、遺されたご遺族がそれぞれ満たさなければいけない要件についてまとめます。いくつか項目がありますが、そのいずれかに該当すれば足ります。
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故人の要件
故人の要件として真っ先に挙げられるのは、死亡した方が生前きちんと年金保険料を納めていたかどうかということです。