がん保険はもったいない?加入の必要性&見直しのポイントをFPが解説!
高額療養費を知っておこう
先程のデータをご覧になって「高い」と感じた方は多いと思いますが、高額療養費という制度によって治療費は圧縮される事をご存知ですか?高額療養費についてこちらをご覧ください。
高額療養費とは、治療費がある一定の水準を超えた場合に、経済的な負担を軽減するために設けられた国の制度の事。月初から月末までの治療費が対象となり、月を跨ぐ場合は各月で計算される。
上記の表は所得区分によって治療費が異なる事を示しています。所得区分で多いのはウになるかと思いますが、ウの場合で計算すると約9万円~10万円位に圧縮される事になります。先程ご覧頂いた表での金額の約10分の1までに減額される事が分かります。
がん保険は不要!?
では高額療養費制度があるからがん保険は不要だよねとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと待って下さい。あくまで1ヶ月でがんが治って、その後の療養や経過観察が無い場合であれば不要だと思います。
しかし、がんという病気は退院後に通院で治療する事が多い病気なんです。
がん治療の実態
現在の統計では、がんの治療は通院患者が入院患者を超えており、病院も入院だけで治す事を考えている訳ではありません。