介護保険と医療保険の違いとは?それぞれの制度・適用される条件をFPが解説!
いずれの場合でも、ひとりに1枚「健康保険証」が発行されます。
医療機関でこの健康保険証を提示すれば、かかった治療費のうち、自己負担分の3割のみを清算すればよいという決まりになっています。
もうひとつの健康保険制度として、後期高齢者医療制度という制度があります。75歳以上になった方は、どなたでもこちらの健康保険制度に移行することになります。
75歳以前に加入していた健康保険制度に関わらず、一律「後期高齢者医療制度」の加入者ということになります。一般的な分類でいくと、自己負担割合は1割です。ただし、現役並み所得のある75歳以上の方は、3割負担です。
介護保険と医療保険の関係
ここまで、介護保険と医療保険のそれぞれの概要についてまとめました。
介護と医療は密接な関係にあり、混同してしまいがちですが、相互に作用する部分もあれば、全く違う部分もあります。
似通ったイメージのある2つの保険ですが、2つの関係について項目別に解説していきます。
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併用できる?
介護保険と医療保険は、基本的には併用できません。どちらかのみを利用する決まりです。
何らかの理由から介護状態になった場合、介護や支援の認定が受けられれば「介護保険」