信用金庫と銀行の違いとは?それぞれの特徴&メリット・デメリットをわかりやすく解説
また、銀行は取引先に制限はありませんが、信用金庫においては、特に融資先は原則として地域の会員を対象とする必要があるという違いがあります。
信用金庫が必要な理由
日本の経済を支える役割を担っている
上記通り、銀行は株主の利益を優先する必要があるため、できるだけ大きな取引先と取引をして利益を生み出す必要があります。一方、信用金庫は非営利法人で、地域の発展に寄与するという役割を担っています。
存在感の大きい大企業も、企業数で見てみると全体の1割程度にしか満たず、多くの国民の生活を守っているのは中小企業だということもできます。
しかし、中小企業を取引先とするのは、大企業を取引先とするのと比べると利益が小さくなりやすく、また倒産のリスクも高くなりやすいでしょう。それでも、信用金庫は地域の発展のために、個人事業主や中小企業と積極的に取引しようとしてくれるのです。
信用金庫と取引している中小企業はもちろん、大きな視点で見ると地域経済、引いては日本の経済を支える役割を担っているのが信用金庫だということもできるでしょう。
信用金庫のメリット
信用金庫を利用するメリットには以下のようなものがあります。