信用金庫の定期預金金利が高いのはなぜ?高金利の理由をFPが徹底解説!
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アベノミクスにより異次元の金融緩和政策が取られる中で、これ以上下がることはないと思われた金利に、さらにマイナス金利が導入されました。
これにともない、メガバンクや地方銀行で金利の引き下げが行われ、一部の金融機関では「お金を預けると手数料がかかる」といった制度を検討しているとの話も聞かれます。
一方、信用金庫の中には、こうした流れとは逆行して金利を引き上げているケースもあることをご存知でしょうか。メガバンクや地方銀行の多くが金利を引き下げる中、なぜ信用金庫は高い金利でお金を預かることができるのでしょうか。
本記事では、信用金庫の金利が高い理由について見ていきたいと思います。
金融機関の預金金利の仕組み
金融機関の預金金利はバブル以降下がり続けており、現在では利息を目的にお金を預けるという方はほとんどいないのではないでしょうか。
例えば、2020年9月時点におけるみずほ銀行の預金金利は、年利0.001%となっています。これは、仮に100万円を1年間預けても、10円(税引き前)しか利息を受け取れない計算です。
金融機関は、預金に対してなぜ利息を支払えるかというと、預かったお金を企業に貸し出して金利収入を得たり、市場で運用して利益を得たりしているからです。