だから、本来好きだったこと、やりたかったことを知って、元に戻せばいいのではないでしょうか。
仕事のためと学んだら大事なものが見えてきた
私が師事している博士は、機能脳科学者です。
脳とこころの機能的な部分からどう働きかければいいのかを研究してこられている。しかし、鉄則がひとつあります。それは「決して自分のために使わない」。
こう刺激すればこう反応する。これを熟知しているかただからこそ、自分に都合の良い反応をもらおうとすることもできます。しかし、それでは自分は嬉しくても周りは嬉しくありません。
最初に出したように、私の仕事は人と一緒に何かを作って行く仕事です。
たくさんの人が自分の思い通りに動いてくれたらとても気持ちが良いかもしれませんが、本当にそれで良い商品が作れるのか……と考えたものです。
良い商品ってなんだろう…そう考えたときに、自分のパートナーや友人が喜んでくれる顔が浮かんできました。「これは良いモノだよ」と私が言えば、喜んで使ってくれるかもしれませんが、本心からそう思って使って貰える商品を作りたい。
そう考えれば、パートナーや友人、仕事仲間それぞれの想いを受け入れていかなければなりません。