育児休業の取得率はどのくらい? 引き続き男性の取得率は伸び悩む
女性では、特に平成19年度に大きく取得率が伸びています。この理由として考えられるのは、19年度から始まった育児休業取得推進等助成金の取り組みです。
育児休業取得推進等助成金は、育児休業取得者等に経済的支援を行った事業主を対象とする助成金。育児休業の取り組みを促進するために整備されました。
また、男性の育休は、まだまだ高い取得率とはいえないながらも少しずつ上昇傾向にあります。平成29年度に改正された育児・介護作業法など、さまざまな施策を国が打ち出している結果が表れているのでしょう。
子育て世代の男性では、「自らも育児にかかわりたい」と考える層も増えている様子。こうした変化に対応する会社も、徐々にではありますが増加しているんです。
海外での男性の育休はどうなっている?
日本の男性陣の育休取得率は上昇傾向といえども、まだ1割にも届きません。では、海外ではどうなっているのでしょうか。スウェーデンは男性の90%が取得
福祉が充実しているイメージのスウェーデンでは、なんと90%近くの男性が育休を取得しています。
両親合わせて480日(約16ヶ月)が有給で取得可能。390日間は給与の80%が支払われます。