育児休業の取得率はどのくらい? 引き続き男性の取得率は伸び悩む
480日のうち、男性が取得できる期間は3ヶ月間となっています。
また、日本のように1歳まで(保育園事情により2歳までもあり)と短い期間限定ではなく、8歳まで取得可能。2人目、3人目と子どもが増えるたび加算されるため、子どもが多い人ほど取得できる育休日数が増える計算です。
アメリカには育休制度はない?
スウェーデンとはうって変わって、アメリカには有給での産休・育休制度がありません。これは先進国の中で唯一です。
アメリカは州単位で法律が異なるため、州や民間企業単位で産休・育休を導入しているところもあります。
しかし、アメリカでは女性ですら数ヶ月で職場に復帰する例も少なくないのが現実のため、男性の取得が浸透するのは難しいという側面があるんです。
ただし現在では、日本の男性の意識が変わってきているのと同じく、アメリカでも若い世代では「父親も育休が必要」と考えている人が増加しています。
この変化に応え、企業でも育休制度を充実化させる動きがみられています。
男性の育休取得が低い理由
女性では8割近くが取得する育休。男性では、権利があるにもかかわらず、今ひとつ取得率が伸びていない現状があります。