くらし情報『育児休業の取得率はどのくらい? 引き続き男性の取得率は伸び悩む』

育児休業の取得率はどのくらい? 引き続き男性の取得率は伸び悩む

一体なぜなのでしょうか。

金銭的問題
もっとも大きな理由が、経済的な問題でしょう。日本の夫婦では、女性よりも男性の収入が高いケースが多いもの。

育休期間では収入が勤務時よりも一定割合カットされるため、もともと収入が少ない女性が休み、男性が家計を支える役割を担うケースがおのずと多くなるのでしょう。

育休中の収入の保障率は50%。これでは、家計を支える収入源が父親の場合、おいそれと休めないのは仕方がないと言えそうです。

日本的雇用慣行の問題
もうひとつの理由が、出世問題です。終身雇用制度が崩れたとはいえ、日本の企業はまだまだ年功序列で昇進していく形が一般的。
長期間育児休業で仕事を休むと、その期間が「マイナス」とみなされ、昇進・昇格が遅れてしまう懸念を抱く男性は多いでしょう。女性であっても、産休・育休によるキャリアの遅れを気にする人は多いですよね。男性ではこの傾向が強まってもおかしなことではないと言えるのではないでしょうか。

パタハラが男性の育休を妨げ?
「パタニティ・ハラスメント」という言葉を聞いたことはありますか?「パタハラ」とは、育休を取得した人に対するハラスメントのこと。日本労働組合総連合会が調査した結果、男性では11.6%が受けた経験が「ある」

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