【調査】昨年よりも“免疫対策への意識が高い”世代は…意外にもあの世代! 忘年会シーズンに知っておくべき! 感染症に詳しい医師が“実際に意識している”免疫対策
また、運動は睡眠の質を向上させる効果もあります。
飲酒も自律神経を整える上で要注意です。お酒を飲むとよく眠れると思っている方は少なくありませんが実は逆で、アルコールは睡眠の質を低下させます。過度な飲酒では睡眠時間が短くなる可能性もあり、疲労や自律神経の乱れにつながる可能性もあります。
アルコールの分解では、免疫細胞にとって重要なアミノ酸であるタウリンが消費されます。タウリンを奪ってしまうという点においても、過度な飲酒は免疫対策として推奨できません。
精神的なストレスも免疫機能を低下させる非常に大きな要因になります。ストレスによって交感神経が優位になり、血管が収縮させ、血流が悪化します。
さらに、交感神経が優位な状態が続くと、リンパ球など免疫のキーとなる細胞の働きが低下します。逆に、リラックスした精神状態で副交感神経が優位になると血管が弛緩し、血行もスムーズに。心身ともに無理をしすぎず、リラックスできる時間を意図的に作るようにしましょう。
免疫対策として有効な、注目栄養素
●腸内細菌叢を育てるβ-グルカン
大麦やキノコなどに含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンは、腸内細菌による発酵を介して短鎖脂肪酸の産生を促します。