2022年11月7日 15:20
第9回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 コンペティション受賞13作品を発表。機械学習によるプロセスをコメディにした作品が受賞
です。
縦長画面からスタートする本作、審査員の小瀬村氏は「縦スクロールでの動きや縦構図の使い方が新鮮」、中盤で画面が縦長から横長に回転する展開は「視聴者にさらに世界観に引き込むアプローチです。これは思わず「巧い!」と声が出た(TOCHKA)」「スマートフォン世代の最高の短編映画の1つ(Sodeoka)」と評しました。
鈴木氏は受賞について「全く予想外だった。とにかく面白いもの、エッジの効いているものをと思って作った挑戦的なものだったのでエンターテイメントとして受け入れられていること大変嬉しく思う。」とコメントしました。
『無法の愛』(日本)
鈴木 竜也(りゅうや) 氏
コンペティション長編部門
コンペティション長編部門グランプリ
コンペティション長編部門グランプリは、ラトビア、アメリカ、ルクセンブルクの作家 Signe Baumane(シグネ・バウマネ)氏の『マイ・ラブ・アフェア・ウィズ・マリッジ』が受賞しました。
審査員の柳川あかり氏は、「クリエイティブで知的な女性が、ジェンダーロールとアイデンティティの葛藤に少女時代から悩みながらも自分なりの答えを見つけていく物語」と作品についてまとめ、「主観的に語られると思ったら否や、体や脳で起こっていることを分析し科学的に解説したりと、視点が寄ったり引いたりするテンポが小気味よく引き込まれていきました」