フィットネス・ヘルスケアデバイスが2年間で20%以上伸長 - 運動・健康意識の高まりが生む新たな市場 -
【フィットネス・ヘルスケアガジェットは22年比で20%以上伸長】
運動・健康意識が高まる中で、フィットネス・ヘルスケアに関わる機器の販売が伸びている。
フィットネス関連では、スポーツウォッチ*4の販売数量が対22年比で39%増となった(図1)。ウェアラブル端末*5の中でもこれらのウォッチは、通常の時計機能に加えて、心拍数モニター、GPS、距離計測、スピード計測など、運動に役立つさまざまな機能を備えている。防水性や耐衝撃性が高く、ランニング・サイクリング・登山などのアクティビティにおいて需要が高まっている。また長時間のバッテリー持続や睡眠トラッカー機能を搭載しているモデルも多いため、日常生活における健康管理にも活用できる便利なデバイスとなっている。
また、近年ワイヤレスタイプのイヤホンの市場拡大が著しいが、その中でも耳を完全に覆わず、外部の音を聞きながら音楽や音声を楽しめるオープンイヤーイヤホンの市場が成長している。オープンイヤーイヤホンの販売数量は22年比で1.5倍に伸長した。これらの製品はランニングやサイクリングのように外音に気をつけなければならないシーンに活躍する。
加えて、防水性・防塵性にも優れているため屋外での活動にも向いている点、長時間着用していても耳が疲れにくい点も魅力の一つと言える。