くらし情報『トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」』

トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」

「なんで自分はこうなんだろう」「なんで皆と違うんだろう」という疑問が強かった。いろいろな情報にアクセスできるようになり、社会と自分をしっかり見られるようになったのは中学生の頃からで、「体は男性に生まれたけれど、心は女性だ」と認識しました。

――お母様はご理解があるそうですね。「産んで育ててくれてありがとう大好き」と話しかけたら、「私はこの世に連れてきてあげただけで、あとは本人の努力だから何も感謝されることはないよ」と言われたそうですが、ご家族にカミングアウトした際のことを教えてください。

【矢神サラ】母はかなり天然で、私も似ているのですが(笑)、高校2年生の時に意を決して「好きな男の子がいる」って話をしたんです。そうしたら「いまの子ってそんな感じだよね」って明るく返されて。そのまま一緒に映画を観に行って、その日は終わりました。私は、思い詰めて、考え抜いた先に打ち明けたのですが、思っていた反応ではなくて。
最近になって母と話をして、「あの時はよくわかっていなかった」と言っていました(笑)。

◆「オカマは変」と多様性を認めない偏見を持つ人も、突き抜けて可愛くなれば優しくなる

――家族以外の周囲に打ち明けた時に、嫌な思いや後悔をしたことはありませんでしたか?

【矢神サラ】高校時代に女の子たちと恋バナをしている中で打ち明けたのですが、受け入れ態勢がすごく出来上がっていたというか、自然に打ち解けました。

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