くらし情報『トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」』

トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」

いまの若い世代は、生活がすべてInstagramやTikTokで見える化されているので、トランスジェンダーについても知っていて、昔に比べて受け入れやすくなっているという話も聞きます。それに、私には自分の強い想いがあったので、冷たい言葉を浴びせられたこともありましたが、後悔はないです。むしろ「言えて良かった」とスッキリしました。でも、いまも悩んでいる当事者は、私の時代と変わらないくらいいると思います。

――トランスジェンダーであることで辛い思いをしたこともあるかと思います。

【矢神サラ】特に義務教育期間は、すごくたくさんありました。女の子と遊んでいると、「男の子の友だちを作りなさい」と先生に言われる時代でしたので。女の子っぽいと“オカマ”と言われいじめられる子もたくさんいて、私もそういう経験があります。
でも、大人になったいま振り返ると、あの頃のいじめは仕方ないと思えます。人と違うことに対して敏感な年頃ですし、多数派が社会の中心になる中での少数派なので。

――大人の世界でも差別や偏見が完全になくなることはなさそうです。

【矢神サラ】正直なところ、そういう人もいます。年配の方が多い場所では、「オカマは変」

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